今回は実際に経験した【ESTA代行申請サイトに注意】をご紹介していきます。
このESTA申請代行サイトのややこしい所は詐欺サイトではなく、きちんと申請はされますがかなり高額な金額を請求されますのでアクセスしたサイトがESTA公式サイトなのかどうかをしっかり確認してから手続きを進めていきましょう。
ぼったくられないためには?見分け方は?
このESTA申請に関する申請代行サイトは国民生活センターへ相談があるほど、多くの方がついうっかりやってしまっている案件なのです。
国民生活センターが公開しているページ:https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240220_1.html
実際に初めてアメリカに渡航するわたしの妹がまさについうっかりこの申請代行サイトを利用してしまいました。わたしは前回申請したESTAがまだ有効だったので申請しませんでしたが、たまたま一緒にいる時に妹がESTAの申請をしていました。
ESTAって意外と高いんだね~、150ドル決済だって!
え!?ESTAは21ドルだよ?
すぐにキャンセル処理を申請したところ取り消しできたので余計なお金を払わずに済みましたが、時間が経ってしまうとキャンセルは難しい可能性があります。
(この時は決済して5分しないぐらいで気が付いてすぐにキャンセル処理したので出来ただけの可能性があります)
ぼったくられないない為には……公式サイトかどうかよく確認する
これに限ります。
しっかりサイトを読んでみると分かるので急がず焦らず確認しましょう。
しかし、このESTA申請代行サイトはよく出来ていて、公式サイトとよく似たデザインのページになっています。
ESTA公式サイトと申請代行サイトのトップページを比較してみてもページの配置などもかなり似せて作られているのでパッと見では分かりにくいのも事実です。
では、どこに注目して公式サイトなのかどうかを見極めていけばいいのかを解説していきます。
① ページにアクセスする前に見分ける
実は先ほどのトップページにアクセスする前に見分けることも出来ます。
先ほどのESTA申請代行サイトはYahoo!を使って検索しました。
ESTAと入力して出てきた検索結果ですが、この一番上に ” スポンサー ” と表記があります。
スポンサー表記は広告のようなもので誰でも広告に登録してお金を払えば掲載できてしまうものです。
2つ目の見極めポイントはリンクの下の部分にある文章に注目。
ESTA(エスタ)申請を24時間日本語でオンライン渡航認証代行申請お手続きいたします。
ここに ” 代行申請 ” と書いてあります。
少しわかりにくいですがページにアクセスする前に” スポンサー ” と ” 代行申請 ” の2つから公式サイトではない可能性が高いことがわかります。
ちなみにGoogleでの検索結果はこちら
” 代行 ” の文字はないですが一番上のリンクには ” スポンサー ” と書いてあります。
ちなみにスポンサーの次のリンクはESTA公式サイトではありませんが、米国大使館の公式サイトでESTA公式サイトへのリンクが貼ってあります。
iPhoneのsafariから調べた場合もほぼパソコンからGoogleで調べた検索結果と同じでした。↓
- スポンサー表記のあるリンクはクリックしない
- リンク下のサイト説明文を読む
- スポンサー表記を除いた一番上の公式サイトが一番上に表示されるとは限らない
② URLで見分ける
ESTA公式サイトのURL:https://esta.cbp.dhs.gov/
申請代行サイトURL:https://esta-customer.com/(クリック出来ないようにリンクは組んでいません)
申請代行サイトのURLと比べても正直ついクリックしてしまうよな……と感じます。もちろん申請代行サイトは他にもたくさんあると思うのでこのURLだけ避ければ良いというわけではありませんので注意。
おすすめは米国大使館サイトのリンクからESTA公式サイトへアクセスする方法です。
もしくはESTAの公式アプリがあるのでインストールしアプリからESTA申請する方法も良いかもしれません。
③ 対応言語で見分ける
ESTAは日本人以外も申請するのに対応言語が英語と日本語の2択しかありません。
ESTA公式サイトでは26言語の対応言語が確認できます。
もちろんこの申請代行サイト以外にも申請代行サイトはあるので一概には言えませんが、一つの見分けるポイントとして覚えておくと良いでしょう。
④ わかりやすくESTA申請にいくらと記載がない
公式サイトでも申請にかかる費用については小さくサラっと記載されているため正直わかりにくいのですが、申請代行サイトは……↓
当サイトでは複雑で面倒なESTA(エスタ)の申請を全て日本語にて対応し、お客様に代わり承っております。(別途手数料)
ESTA申請サービス費用にはアメリカ合衆国税関・国境警備局公式サイト(米国CBP)の電子渡航認証費用$21を含みます。
それっぽい、本当っぽい文章で書いてあるので正直騙されてしまいそうになりますが、肝心な総額については別途手数料と金額を濁して電子渡航認証費用21ドルと記載することで勘違いしやすいように功名に仕組まれています。
電子渡航認証費用21ドルがそもそもESTAの申請費用で、本来であればその21ドルだけで済む話です!
似たような申請代行サイトを利用しかけたことある友人に話を聞いたところ、ESTA公式とほぼ同じぐらい入力する箇所があり手間的には何も軽減されていないと話していました。
複雑で面倒なESTA申請をお客様に代わり承っておりますと記載がありますが、これも怪しい文章です……。
⑤ 旅行ガイドサイトのようなリンクがある
このESTA申請代行サイトは本当っぽさを出すためにかやたらとリンクが多いです。
本当っぽいリンクももちろんありますが、わたしが「あれ?!」っと思ったリンクが以下のようなリンク↓
- 【2024年最新】ハワイの人気お土産30選 おすすめの雑貨やお菓子などを紹介
- ロサンゼルス観光でおすすめのスポット15選 おすすめモデルコースや費用も紹介
- ラスベガスのおすすめカジノ12選 遊び方や予算についても解説
旅行ガイドサイトのようなページのリンクがたくさんありました。
わたしが見習わなきゃいけないぐらい充実した内容で更新日も最近で、このページ達はアメリカ旅行する上で有益かもしれません(笑)
こういったアメリカ旅行に関する検索されやすいページなども量産、更新することで本命の申請代行サイトへ誘導する仕組みなのだと思います。かなり心理的にも考えられているページ構成ですね。
ESTA公式サイトを見分ける方法5選 まとめ
ESTAの公式サイトを見分ける方法5選をご紹介しました。
申請代行サイトからでもESTA申請はされるようですが、必ず申請される保証はありませんので自分の目で公式サイトなのかどうかよく見極めて判断する必要があります。
- 申請する前に公式サイトなのかどうかよく調べる
- 検索して1番上に出てきたサイトをすぐに信用しない
- サイトにアクセスした後もページ内をよく読む、見る
しかし、どのESTA申請代行サイトにも当てはまるわけではないので先ほどご紹介した
- 米国大使館サイトのリンクから公式サイトへアクセス
- ESTA公式アプリをインストール
この2通りのアクセスが間違いないのかなと思います。
円安の中のアメリカ旅行で少しでも余計なお金は払わないで済むように、その分のお金で現地で美味しい食べ物を食べましょう!
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